歯周病とは?
こんにちは!
薬剤師シータヒーリング認定インストラクター安宮正敏です。
前回はう蝕について書いてみましたが、今回は歯周病についてです。歯周病は誰もが聞いたことがると思いますが、もう一歩踏み込んだ栄養との関係を書いてみたいと思います。
歯周病とは?
歯周病は、歯と歯肉付近の境界に付着したバイオフィルム中の数種類の歯周病原菌によって、歯肉に炎症が生じることからはじまります。
歯周病は炎症が歯肉のみに限局した歯肉炎と歯槽骨にまで及んだ歯周炎とに大きく分類されます。
歯肉炎
歯肉炎とは、歯周病の中でも初期の段階で、歯ぐきに炎症が起きている状態をいいます。歯ぐきが腫れたり、歯磨きの時に出血したりという症状が見られたりします。この段階では痛みがほとんどないため、症状に気づかず放置する人が多いようです。しかし、放っておけば症状はどんどん進行するので初期段階でしっかりケアする事が大切です。
歯周炎
歯周炎とは、歯周病がある程度進行した状態のことです。歯周炎になると、歯ぐきが腫れる、口臭が発生する、歯ぐきからの出血だけでなく、バイオフィルム中の細菌によって歯槽骨が破壊されて、歯周ポケットが徐々に深くなっていきます。
歯周病の原因
歯周病原菌は口の中を清潔にしていないと増えたり、また、喫煙やストレスによって増悪することなどから、歯周病は生活習慣病の1つとして挙げられています。
歯周病と栄養素等の関係
歯周病原菌と食事の関係については、明瞭ではないそうです。すでに存在する歯周病原菌には直接は影響しないということみたいです。でも私達の細菌に対する抵抗力などは、食事に関係してくるので、やはりバランスのよい食事が必要ですね。
ビタミンC
ビタミンCの欠乏症に壊血病というのがあるのですが、その症状として歯肉出血があります。また結合組織(ここでは筋肉と骨をつなぐ部分)のコラーゲン合成に関係する為に古くから歯肉炎と関係あると言われています。ビタミンC摂取で歯肉結合組織のコラーゲンが増えたとの報告もあります。
ビタミンA
動物実験によると口腔清掃不良の状態でビタミンAが不足すると歯周炎に罹患しやすくなったという結果もあります。
食事と歯周病の関係
食事と歯周病の間には関係がないとの報告もあるって、極端なダイエットなどにより日常の所要量をはるかに下回らない限りは食事が歯周病に大きな影響を与えるとことはないと考えられています。歯周病に関係する特定保健用食品がないのはそのためかもしれませね。
少し前に、乳酸菌LS1が歯周病原菌にいいと言われていましたよね〜。これはどうなんでしょう?
続きは次回アップします〜
タグ
2013年6月30日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:健康
う蝕を予防しよう!!
こんにちは!
薬剤師シータヒーリング認定インストラクター安宮正敏です☆
今日はう蝕と歯周病について書いてみようと思います。う蝕とは簡単にいうと虫歯になることです。
虫歯になってもすぐに歯医者に行かず、また時間が出来たら行こうと思って結局どうしようもなくなってから行くと言ったことになっていませんか?
私も昔は虫歯ができてもほったらかして、そろそろやばいなと思ってからしか歯医者には行っていませんでした。でも最近はおかしいなと思ったら早めに治療しています〜
う蝕の発生機序
う蝕は細菌、宿主、食事の3因子が重なって発生すると言われています。
原因となる主な細菌はミュータンス連鎖球菌で、宿主としては歯、唾液などがあげられます。食事では特にスクロース(砂糖)が大きく関わっていて、う蝕の発生に密接な関係があることは広く知られています。
どんな風に虫歯になるかみてみましょう〜
- 口の中にはたくさんの細菌が住んでいて、その中の1つミュータンス連鎖球菌がおもな虫歯の原因菌です。
- ミュータンス連鎖球菌が、食べ物の中のスクロース(砂糖)を栄養にしてGTaseという酵素をだして、歯の表面にネバネバした物質(不溶性グルカン)とつくります。
- そのネバネバした物質の中に、ミュータンス連鎖球菌や他の細菌が住みつき、どんどん増殖していきます。これをバイオフィルムといいます。よく聞くプラーク(歯垢)もバイオフィルムの一種です。
- バイオフィルムの中の虫歯菌は食べ物の中の「糖質」を材料に酸をつくり、しだいに歯を溶かしはじめます。これが虫歯です。
う蝕発生の予防方法は?
口腔内清掃と細菌の除去
う蝕発生を予防する最も効果的な方法は食事の後、歯みがきで口の中を清潔にして食べ物を長い間口の中に停滞させないとともに、細菌の塊であるバイオフィルムを除去することです。
細菌を減少させる特定保健用食品
ミュータンス連鎖球菌はスクロース以外の糖類を代謝しないので、他の糖類(以前のブログで『オリゴ糖は血糖値に影響しない』http://theta-medical.com/?p=1003 にでているオリゴ糖の種類を参照して)を使用した食品を摂るのも細菌を増殖させない方法ですね。
そして、これら代替甘味料の入っている間食食品には”歯に信頼マーク”(トゥースフレンドリー協会による)がついているので参考にして下さい。
歯に信頼マーク
最近注目されている糖アルコールの一種であるキシリトールは摂取することで酸を産生する菌や耐酸性の菌が減少することでミュータンス連鎖球菌の数も減り、バイオフィルムが除去しやすくなります。
ウーロン茶の存在するポリフェノールはミュータンス連鎖球菌のGTase酵素を抑制するこによって、スクロースから不溶性グルカンを合成するのを防ぎます。
私も最近は特に歯を大切にするようにしています。早めに治療した方が時間もかかからないし治療時間も短いし、何と言っても歯にもいいですよね。
みなさんの歯は大丈夫ですか?
タグ
2013年6月29日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:健康
骨を健康にするには?
こんにちは!
薬剤師シータヒーリング認定インストラクター安宮正敏です☆
前回は骨粗鬆症について書きましたが、今回は骨粗鬆症の予防について書いてみたいと思います。
カルシウムとビタミンDの必要性
骨粗鬆症の予防には、十分なカルシウムとビタミンDを摂って適度な運動が有効とされています。
日本人の食事摂取基準(2010年版)におけるカルシウムの推奨量は、成人男性で650〜800mg/日、成人女性で600〜650mg/日に設定されています。
2008年度の国民健康・栄養調査によると12歳以上の年齢階級において、半数以上の者がカルシウム不足という結果がでています。
カルシウムを多く含む食品は乳製品、小魚、野菜、大豆製品等ですが1日に650mg以上のカルシウムを摂るためには、意識して食事をする必要があります。
ビタミンDは腸管からのカルシウムを吸収するのを手伝ってくれます。
ビタミンDは日光に当たると皮膚で作ってくれるので、適度な日光浴もいいと思います。
カルシウムの吸収を高めてくれる食品成分
高齢者では、腸管でのカルシウム吸収が低下するため、カルシウムの吸収を高める工夫が必要です。カルシウムを効率よく吸収させる特定保健用食品としては、クエン酸リンゴ酸カルシウム(CCM)やカゼインホスホペプチド(CPP)を含む飲料があります。
クエン酸リンゴ酸カルシウム(CCM)
これは、水に溶けにくいカルシウムを溶けやすくしてくれてるので、腸管におけるカルシウムの吸収を助けてくれます。
特定保健用食品の商品としては『カルシウムパーラー』などがあります。
カゼインホスホペプチド(CPP)
これは、乳たんぱく中の成分でカルシウムに結合して安定化することでカルシウムの吸収を助けてくれます。
特定保健用食品の商品としては『こつこつカルシウム』『鉄骨飲料』などがあります。
フラクトオリゴ糖(FOS)
これは、以前のブログ(オリゴ糖は血糖値に影響しない)でも書きましたが、お腹の調子を整えるだけでなく、大腸でカルシウムとマグネシウムの吸収を促進してくれます。
特定保健用食品の商品としては『メイオリゴW』などがあります。
ビタミンKを含む特定保健用食品
骨形成において、骨にカルシウムがくっ付くんですが、その時にオステオカルシンという骨タンパク質が手伝ってくれるのです。
ビタミンK
オステオカルシンの合成にはビタミンKが必須なんです。だからビタミンKを含む食品をとることでオステオカルシンが増え、骨も健康になるっていうことです。
特定保健用食品の商品としては『骨元気』(納豆)などがあります。
ただし、ビタミンKはワーファリンなどの薬剤の作用を弱めるので、ワーファリンなどの薬剤を服用中の方は摂取をさける必要があります。
大豆イソフラボンを含む特定保健用食品
大豆イソフラボン
これは、弱い女性ホルモンのような作用があるので、骨からカルシウムが溶けるのを抑える作用があることが明らかにされています。
特定保健用食品の商品としては『大豆芽茶』『黒豆茶』などがあります。
塩基性タンパク質を含む特定保健用食品
骨密度を高める特定保健用食品の成分として、乳塩基性タンパク質っていうのがあります。
乳塩基性タンパク質(MBP)
これは、骨が作られるのを促進し、かつ骨からカルシウムが溶けだすのを防ぐことによって骨密度を高めてくれます。
特定保健用食品の商品としては『毎日骨ケアMBP』
予防が大切です
前回も書きましたが、骨はいったん減少すると元に戻す事は難しいんです。なので、骨粗鬆症は予防が最も重要になってきます。
ビタミン、ミネラル、適度な運動を心がけていつも健康な骨をこころがけましょう〜
タグ
2013年6月28日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:健康
カルシウムと骨粗鬆症
こんにちは!
薬剤師シータヒーリング認定インストラクター安宮正敏です☆
今日はカルシウムとの関係が深い骨粗鬆症について書いてみたいと思います。
カルシウムとは?
カルシウムは人間の身体では骨や歯と構成し、人間の身体に最も多く存在する必須ミネラルで、体重の1〜2%を占めています。
そのうち99%が骨や歯に存在しており、残りの1%は血液などの体液や筋肉、細胞に分布し、身体の様々な機能を調整しています。
骨の代謝
骨は常に「リモデリング」という代謝を繰り返しています。リモデリングとは、「破骨細胞」と呼ばれるものが、骨を壊し骨を吸収(骨吸収)する一方で、「骨芽細胞」と呼ばれるものが破骨細胞によって吸収された部分に新しい骨を作る(骨形成)ことです。このリモデリングが絶えず続けられることで、1年間に20〜30%の骨が新しい骨に入れ替わっています。
骨粗鬆症とは
骨粗鬆症とは、なんらかの原因によってリモデリングのバランスが崩れて、骨吸収が骨形成を上回り、骨量の減少が著しくなることによって起こります。
日本では、高齢化社会を迎えて、現在約1000万人が骨粗鬆症になっているみたいです。一般的に、骨粗鬆症の診断においては、骨密度を測定します。現在のところ日本人女性では65歳を過ぎると約半数が、男性では75歳を過ぎると約20%が骨粗鬆症になるみたいです。
骨粗鬆症の分類
主に、閉経後の女性が発症する、閉経後骨粗鬆症と加齢によって発症する老人性骨粗鬆症に分類され全体の90%を占めています。
閉経後骨粗鬆症
女性ホルモン(エストロゲン)は骨の代謝に大きな関わりを持っています。
閉経によって女性ホルモンの分泌が低下すると、骨を壊し骨の吸収(骨吸収)が増え、骨の形成が吸収に追いつかなくなるため、急激に骨密度が低下します。
老人性骨粗鬆症
加齢により、骨形成をしてくれる「骨芽細胞」の機能が低下して、骨が新しく作られなくなったり、活性型ビタミンDの合成が低下しカルシウムの吸収が低下、さらに運動不足などが原因で骨形成が低下し骨量が低下するためにおこります。
骨粗鬆症は予防が大切です
骨はいったん減少してしまうと元にもどすことはすごく難しいんです。だから骨粗鬆症は予防が最も重要になってきます。若いころから適切な、ビタミン、ミネラルの摂取と運動を心がけて健康な骨を保つことが大切です。
次回は骨を健康にしてくれる、特定保健用食品を中心とした内容をアップしたいと思います〜
お楽しみに〜
タグ
2013年6月27日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:健康
食べるコラーゲンの効果は?
こんにちは!
薬剤師シータヒーリング認定インストラクター安宮正敏です。
若々しいお肌を保つにはコラーゲンが必要だということはほとんどの方がご存知かと思います。コラーゲンの商品も数えきれないくらいたくさん販売されていますよね。
でも実際はコラーゲンのサプリを摂ったらコラーゲンが増えるのでしょうか?この問題は以前からよく話題になっていますよね?でも、その答えも別れるんですよね〜
難しい問題ですが、私の考えを交えて書いてみます〜
なぜコラーゲンを摂っても効果がないと言われているのか?
これは、体内での消化吸収に理由があります。
経口摂取されたコラーゲンはタンパク質の一種であるので、タンパク質と同じように体内でアミノ酸にまで分解されます。このアミノ酸は体内で生成されるごく普通のもので、不足しているタンパク質の合成に使われます。
もちろんコラーゲンが不足していればその合成に使われます。つまり、コラーゲンを摂取したところで、そのままの形で吸収されるわけではないんです。
コラーゲンを摂ると効果ありといえるのは?
タグ
2013年6月26日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:健康
ローヤルゼリーとプロポリスの違いとは?
こんにちは!
薬剤師シータヒーリング認定インストラクター安宮正敏です☆
ローヤルゼリーもプロポリスもよく聞く言葉ですよね。この2つを聞くと何となくハチのイメージが出てくるのですが(私だけ?)、同じものなんでしょうか?
実際はどんな違いがあるのか書いてみます。
ローヤルゼリー
卵から孵化した幼虫は最初の3日間くらいは全員にローヤルゼリーが与えられますが、女王蜂になる幼虫が決定すると、その幼虫のみにローヤルゼリーが与えられ、女王蜂への進化をとげます。そして、働き蜂になる幼虫たちには、花粉とハチミツが混ぜられた餌が与えられるようになるそうです。生涯ローヤルゼリーを食べ続ける女王蜂は体長が働き蜂の2〜3倍、寿命が30〜40倍になります。働き蜂は卵を産めませんが、女王蜂は、毎日約1500個の卵を産み続けることができます。
ローヤルゼリーに囲まれた成長中の女王蜂の幼虫
生後10日前後の若い働き蜂がハチミツや花粉の混合食を食べると、体内で消化吸収後、咽頭線から乳白色のクリーム状の物質が吐き出されます。それがローヤルゼリーです。それは”王乳”とも呼ばれ、ハチミツとは全く異なった食品となります。
ローヤルゼリーに含まれている成分には3大栄養素であるタンパク質、炭水化物、脂質をはじめ、様々なビタミンやミネラルなども含まれています。そして、ビタミンの中でも特にストレスによって減少する「パントテン酸」が多く含まれてさらに、全てのビタミンB群とアミノ酸などの40種類以上の栄養素も含まれています。そして、美肌効果にもいいと言われています。
プロポリス
植物や樹木のキズの部分からでてくる樹液などには、もともと木自身を守るための抗菌力が備わっています。ミツ蜂たちは、それらとミツ蜂自身の分泌する唾液の強力な酵素を混ぜ合わせて更に噛み続け、ヤニ状の粘着性の高い固形物質を作りだします。それがプロポリスです。
ミツ蜂にとってプロポリスを形成する最大の目的は、巣を無菌状態に保つことにあります。
多い時で5万匹以上のミツ蜂が集団生活をしているので、常に衛生的な状態を保つことは大変ですが、プロポリスがあれば大丈夫なんです。
例えば巣に外敵が進入した時、多数のミツ蜂が蜂毒を用いてそれを殺した後、大きくて運び出せない死骸にはプロポリスを覆います。すると死骸は腐敗しないでミイラ化されて無菌状態のまま保たれます。
さらにプロポリスには殺菌効果がありますので、巣の出入り口にプロポリスを塗り、ミツ蜂一匹だけが通過できるくらいの狭さの長いトンネルを作り、外から巣に戻ってきた時に自分の体をプロポリスと接触させることで、外から持ち帰る有害菌の滅菌を行う役目なども果たしています。
ローヤルゼリーとプロポリスの違い
- 何からできているのかとう違い
- ミツ蜂たちにとって何の役に立っているかの違い
- 含まれている成分の違い
この3つが主な違いかなとおもいます。
タグ
2013年6月25日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:健康
イソフラボンで若返り〜
こんにちは!
薬剤師シータヒーリング認定インストラクター安宮正敏です☆
今日はイソフラボンについて書いてみます。大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするこてで有名になったので知っている方も多いと思います。
イソフラボンとは?
イソフラボンとはフラボノイド系ポリフェノールの一種で、大豆や葛(くず)など豆科の植物に多く含まれる成分です。化学構造式が女性ホルモンのエストロゲンに似ているため、その働きもエストロゲンに似ていることがわかっています。
エストロゲンは女性の健康にとても重要な役割をしています。動脈硬化や高血圧を防いだり、骨が溶け出すのを抑えて骨粗鬆症を予防したり、皮膚や粘膜を健康に保ってくれたり、自律神経のバランスを整えたりしてくれます。
女性は40代後半くらいからエストロゲンの分泌が減少し、ホルモンバランスが崩れ、さまざまな自律神経の失調症状があらわれます。これが更年期症状で症状がひどい場合にはホルモン補充療法や漢方薬による治療が行なわれます。家庭でも簡単にできる対策として、大豆イソフラボンのようなエストロゲンと似た働きをしてくれる食材をとることです。大豆イソフラボンは更年期の様々な症状を和らげてくれることがわかっています。
イソフラボンでアンチエイジング!
エストロゲンは骨の減少を抑えてくれたり、骨を作るのを促進してくれる作用があります。特に女性の場合は閉経後はエストロゲンの量が急激に減ってしまうので男性よりも骨粗鬆症や骨折が起こりやすくなっています。イソフラボンは骨が減るのを抑えてくれたり、骨粗鬆症の予防効果があるので高齢になっても背骨が曲がらず、美しい姿勢を保つ助けになります。もちろん、カルシウムなどのミネラルの補給や適度な運動も必要です。
女性の場合、更年期以降はコレステロール値が上がったり、太りやすくなる傾向があります。イソフラボンはコレステロールの代謝を促進して体脂肪もつきにくくしてくれるのでダイエット効果も期待できます。その他にも、強力な抗酸化作用で老化を防いでくれたり、ガンなどの病気の予防にもなります。そして、弾力のある肌を保つサポートもしてくれるので、イソフラボンには優れたアンチエイジング効果もあると言えます。
イソフラボンの上手なとり方
大豆イソフラボンの過剰摂取について問題になりました。これは、通常の食事から大豆や大豆製品を摂っている分には、イソフラボンの摂りすぎを心配する必要はないですが、特定保健用食品やサプリメントを摂る場合は注意が必要ですよ。という事をいっているのです。
何でもバランスよく摂る事を心がけましょう〜
タグ
2013年6月24日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:健康
オリゴ糖は血糖値に影響しない?
こんにちは!
薬剤師シータヒーリング認定インストラクター安宮正敏です☆
オリゴ糖って知っていますか?糖ってつくから甘いのかな?そうなんです甘いんですよ〜
実は私もオリゴ糖使っています。今までコーヒーを飲む時はずっと角砂糖を使っていました。苦いのは飲めないんです(笑)
でも最近は健康のことを考えてオリゴ糖に変えました〜。ちなみにフラクトオリゴ糖を使っています〜
オリゴ糖とは?
砂糖などは小腸で分解されて身体に吸収されるので、血糖値が高くなったり影響しますが、多くのオリゴ糖は小腸で吸収されないのでほとんど血糖値には影響しないといわれています。小腸で吸収されないオリゴ糖は大腸まで到達します。
お腹の中(特に大腸)には数百種類、100兆個以上の菌がいると言われています。その中には、人の為によい働きをするビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌や、逆に人に悪い働きをする悪玉菌がいることが知られています。それらはお互いにせめぎあっています。バランスが大切になってきます。
食の欧米化によってお肉や高脂肪の食事が増えています、これらの食習慣は悪玉菌が優勢になって、善玉菌が減ってしまいます。その結果腸内環境が悪化してしまいます。
オリゴ糖は善玉菌の栄養なので、オリゴ糖を摂ると善玉菌が元気になり、悪玉菌の数が減り、腸内環境と整えてくれるので、便秘を予防したり改善してくれたりするんです。
このような機能を利用してオリゴ糖の多くが特定保健用食品の「おなかの調子を整える食品」として製品化されています。
しかし、適正量以上を摂りすぎるとお腹がゆるくなるので注意が必要です。そして、適正量以上を摂ると血糖値は緩やかですが上昇し、体重増加にも影響するとかんがえられます。
そして、オリゴ糖の中でもカップッリングシュガーやパラチノースは小腸で分解され、吸収されます。なので血糖値が上がるので気をつけないといけませんね。
オリゴ糖の種類
オリゴ糖にも色々種類があるので、砂糖に対する甘味度[%]と1日摂取量目安(g)を書いてみます。
オリゴ糖の種類 砂糖に対する甘味度[%] 1日摂取量目安(g)
フラクトオリゴ糖 [30〜50%] (3〜8g)
ガラクトオリゴ糖 [20〜40%] (2〜5g)
キシロオリゴ糖 [約50%] (1〜3g)
イソマルトオリゴ糖 [約50%] (10g)
大豆オリゴ糖 [約70%] (2〜6g)
このブログでも生活習慣病の内容が入ってくることが多いのですが、糖尿病の患者さんが年々増えてきています。糖尿病患者さんは、かなりの食事制限があるので本当に大変だと思います。やはり甘いものを食べたい時もあると思います。なのでオリゴ糖などあまり血糖値に影響しない甘味料を使ったりして工夫されるのもいいのではないかと思います。
タグ
2013年6月23日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:健康
カテキンパワー!
こんにちは!
薬剤師シータヒーリング認定インストラクター安宮正敏です。
今では超有名になっているカテキン。実際どんなことにいいって言われてるかしっていますか?
ちょっとまとめてみました。
カテキンとは?
カテキンは緑茶に多く含まるポリフェノールの一種で、昔からタンニンと呼ばれてきた緑茶の渋みの主成分です。カテキンの語源は、インド産のアカシア・カテキュー(マメ科アカシア属の低木)の樹液から採れる”カテキュー”に由来しています。
カテキンの効能や効果
カテキンには色々な効果があるとされていますよね〜
その中でも特定保健用食品として認められている効果をまとめてみました
『食後の血糖値の上昇を緩やかにする』
食物として摂られたデンプンなどの糖質は酵素によって細かく切断され小さなサイズになって小腸から吸収されるようになります。カテキンは糖類分解酵素(α-グルコシダーゼ)の働きを緩やかにする働きがあるので、糖類の切断を抑え吸収を緩やかにします。なので血糖の上昇を抑える事ができるんです。
『コレステロールが高めの方に適する食品』
コレステロールは細胞膜やホルモンの成分なので、体にとってなくてはならないものです。
しかし、血液中のコレステロール値が正常より高い状態が続くと動脈硬化につながり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性もでてきます。
カテキンは食事中のコレステロールの吸収を抑えてくれると考えられていて、緑茶を多く飲む人ほど血中コレステロール値が低いという調査結果が出てるようです。
『食後の中性脂肪が上昇しにくい、または体脂肪がつきにくい食品』
食事で摂った脂肪は小腸から吸収されるんですが、通常は吸収される時に消化酵素(リパーゼ)によって分解されます。カテキンはこの消化酵素(リパーゼ)の働きをブロックすることで脂肪吸収を抑えると言われています。
『歯の健康維持に役立つ』
虫歯ができるメカニズムは
- まず虫歯菌(ミュータンス連鎖菌)が歯にくっ付きます。
- 虫歯菌(ミュータンス連鎖菌)がGTase酵素をだして不溶性グルカンというものを作ります。
- 不溶性グルカンによって虫歯菌(ミュータンス連鎖球菌)がさらにくっ付きやすくなり歯垢がつくられます。
- 歯垢の中で増殖した虫歯菌が酸を出して歯を溶かすことによって虫歯ができます。
カテキンはこのGTase酵素を抑制することで虫歯を予防すると言われています。
カテキンは他にも色々な効果があると言われていますが、今回書いた4つの効果は特定保健用食品で認められているものです
特定保健用食品の商品に含まれるカテキンの量は当たり前ですが普通のお茶に比べるとかなり多いですね。
ペットポトルのお茶ごとのカテキンの量を調べてみても面白いかもしれませんね〜
タグ
2013年6月22日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:健康
ローズオイルの健康パワー
こんにちは!
薬剤師シータヒーリング認定インストラクター安宮正敏です☆
今日はローズオイルについて書いてみます。ローズオイルも人気のある成分で、色んな活用ができるみたいです〜
バラを使った商品もたくさんあり、知っているかたも多いかもしれません。
ローズオイルとは?
ローズオイルとは、バラの花弁から抽出したオイルのことをいい、香水やアロマテラピー、サプリメントなどに多く使用されています。
世界中に2万種類以上のバラがあるらしいですが、最高級のバラはブルガリア産の「ダマスクローズ」という種類のバラでお値段も少し高いみたいですが、効能も確かだそうです。ローズオイルを購入する時は「品種」や「産地」に注意して購入する事が大切だと思います。
ダマスクローズ
ローズオイルの利用の仕方はたくさんあります。ローズオイルでマッサージしたり、サプリメントやローズウォーターを飲んだり、効果的利用方法はたくさんあると思います。ローズオイルは心身共に効果がるので色んなところで活用できそうですね!
ローズオイルの効能
ローズオイルはバラから抽出したオイルのことなんですが、約2600本のバラからたった1gしか採れないそうです。すごく貴重な高価なオイルだというこがわかりますよね。
ローズオイルの効能は色々あります。ローズオイルの効果は最近の流行ではなく、古くから民間療法として存在していました。人間にとって体に優しく安心して使える療法じゃないかなと思います。
ローズオイルの効能にはメンタルな面と肉体的な面の両方にあります。
ネガティブな感情を改善
ココロが疲れてネガティブな感情になってしまう時もありますよね。ローズオイルは神経をリラックスさせ、ストレスや鬱にも効果があると言われています。
女性ホルモンのバランスと整える
女性ホルモンのバランスを整えることで、生理不順を改善してくれたり、生理痛を和らげたりしてくれると言われています。さらに更年期障害といった症状の緩和もきたいすることができます。
消化器系を活発にしてくれる
消化器系が活発になり食欲を増進してくれたり、胃を健康に導き食べ物をおいしく食べる事ができるでしょう。
体臭を抑える
少し前ですがテレビで紹介されていたのを見ました。ローズオイルには体臭や口臭の消臭効果があるんです。ローズオイルの入ったサプリを継続的に摂る事で体臭や口臭がローズの香りになるということで人気があるようです。
なんとなくローズと聞くと女性のものとイメージしてしまいがちですが、夏場など汗の匂いなど気になる男性なんかも使ってみてもいいかもしれませんね。
タグ
2013年6月21日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:健康