ダミアナ(Turnera aphrodisiaca)
こんにちは!
薬剤師シータヒーリング認定インストラクター安宮正敏です☆
今日はダミアナについて書いてみようと思います。
ダミアナとは?
ダミアナは小さな低木で、縁に沿ってさ3〜6つのぎざぎざを持つ10〜25mm程度の槍形のとても芳しい葉が特徴的です。
メキシコから中央アメリカ、南米、西インド諸島一帯に自生しています。
ダミアナの効能
情熱とロマンスのハーブとして根強い評判があります。ダミアナは強壮剤であり、疲れきった神経や夢、精神を再び健康へと導いてくれます。
ダミアナの植物学名は「Turnera aphrodisiaca」(トゥルネラ・アフロディジィアカ)と言い、その名前自体が既に媚薬(英語で媚薬をアフロディジィアックと言う)として古くから用いられてきたことを物語っています。ダミアナは長い間、男女両方の生殖系を強化してくれることで知られてきました。
そして、古代マヤ文明の時代には媚薬的用途以外にも目眩やバランス感覚失調の治療にも利用されていたそうです。
その他にも、神経系強化作用と強壮作用をもつダミアナは、リラックス薬や抗うつ病薬としてだけでなく、神経系一般によいハーブです。さらに、利尿、咳薬、通じ薬としても有効であるとも考えられています。
夢療法にも好んで使われています。夢を記憶する能力や時には鮮やかな夢を見る能力を高めてくれます。
ダミアナの化学成分
ダミアナの化学構成はとても複雑で、その構成要素については未だ研究の余地が残されています。成分について現時点で判っているところでは、0.5%~1%の揮発性オイル、ゴンサリトシン(シアングリコサイド)、アルブティン、タンニン、ダミアニン(茶色で苦みのある成分)があります。ダミアナの葉にはベータシトステロールが含まれていて、これは生殖器官を刺激する要素と考えられています。ダミアナの摂取量としては、1日3~4gが適量であると報告されています。
また、ダミアナにはエストロゲンが含まれるので乳がんの方や卵巣がんの方は摂らない方がいいですね。
ダミアナお勧めの使用法
性的活力の減退やインポテンツ、不妊、神経疲労、不安感、性的要素を含むうつ病、筋肉や神経の疲労、夢セラピーに使いましょう。
チンキ剤やカプセル剤として最もよく摂取されています。ティーとして飲んでも効果的ですが、苦いので美味しいハーブを混ぜ合わせるといいでしょう。一番おいしい飲み方は有名なダミアナ・チョコレート・ラム酒だそうです。
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2013年7月28日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:健康